疾患

脂質異常症

健診でコレステロールや中性脂肪の値を指摘されたまま、そのままになっていませんか。脂質異常症は自覚症状がないまま動脈硬化を進めます。すぎやま内科では、健診後のご相談から継続的な管理までを行い、関係の深い脂肪肝についても腹部エコー検査(水曜午前)で状態を確認できます。

監修: 泉 貞言(院長)公開日: 最終更新日:

健診でコレステロール・中性脂肪を指摘された方へ

すぎやま内科は、野洲市・守山市に住民票をお持ちの方を対象とした特定健診の実施指定医療機関です。LDLコレステロール・中性脂肪・HDLコレステロールの異常を指摘されても、症状がないために受診されない方が多くいらっしゃいます。

脂質異常症は自覚症状がないまま血管の動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。健診の結果をお持ちのうえ、一度ご相談ください。

はじめに確認すること

血液検査で脂質の値を確認するとともに、血糖・肝機能・腎機能・尿酸などもあわせて確認します。喫煙・飲酒・食事・運動の状況や、ご家族に心筋梗塞や脳卒中の方がいるかどうかもうかがいます。

脂質の異常には、甲状腺の病気や腎臓の病気、服用中のお薬が関係していることもあります。数値だけを見るのではなく、背景を確認します。

脂肪肝を腹部エコーで確認します

中性脂肪が高い方や肥満のある方には、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝がしばしばみられます。健診で肝機能異常(ALT・AST・γ-GTPの上昇)を指摘されている場合はとくに注意が必要です。

脂肪肝の一部は、肝臓の炎症や線維化が進むタイプへ移行することが知られています。すぎやま内科では、日本消化器病学会専門医・日本肝臓学会専門医の泉院長が診療にあたり、腹部エコー検査(水曜午前)で肝臓の状態を画像で確認できます。

生活の見直しとお薬を組み合わせます

脂質異常症の治療は、食事・運動・飲酒・体重の見直しが基本になります。そのうえで、動脈硬化のリスクの程度に応じてお薬を検討します。

同じ数値でも、糖尿病や高血圧、喫煙などが重なっている方はリスクが高くなります。数値だけで一律に判断せず、全体を見て治療の目標をご相談します。

他の生活習慣病とあわせて診ます

脂質異常症は、高血圧・糖尿病・高尿酸血症と重なることがよくあります。すぎやま内科ではこれらをまとめて診ており、通院の回数を増やさずに管理できます。

他の医療機関で処方されているお薬がある場合は、お薬手帳をお持ちください。

通院が難しくなった場合

通院が困難になった方には、ご自宅や施設への訪問による在宅診療で治療を続ける方法があります。まずはお電話や通院時にご相談ください。

脂質異常症とは(概要)

血液中のLDLコレステロール・中性脂肪が基準より高い、あるいはHDLコレステロールが低い状態です。以前は高脂血症と呼ばれていました。

自覚症状はほとんどありませんが、血管の壁にコレステロールが蓄積して動脈硬化が進み、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞などのリスクを高めます。

食事や運動などの生活習慣が関係するほか、体質(家族性)によるもの、甲状腺の病気や腎臓の病気、服用中のお薬が原因となる場合もあります。

よくあるご質問

Q. 健診でコレステロールが高いと言われました。薬が必要ですか?

A. 数値だけで一律に決まるものではありません。糖尿病・高血圧・喫煙の有無、ご家族の病歴などをあわせて、動脈硬化のリスクを見たうえでご相談します。生活の見直しから始める場合もあります。

Q. 中性脂肪が高いと脂肪肝になりますか?

A. 中性脂肪が高い方や肥満のある方には脂肪肝がしばしばみられます。健診で肝機能異常を指摘されている場合はとくに注意が必要です。すぎやま内科では腹部エコー検査(水曜午前)で肝臓の状態を確認できます。

Q. 腹部エコー検査はどのように予約しますか?

A. 腹部エコー検査は水曜午前に行っています。当日順番予約の対象外のため、直接お電話(077-586-1218)でご予約ください。

Q. 食事で気をつけることを教えてもらえますか?

A. 食事・運動・飲酒・体重の見直しが治療の基本です。生活の状況をうかがったうえで、続けられそうなところから一緒に考えます。

Q. 薬を飲み始めたらやめられませんか?

A. 体重の変化や生活の見直しによって、お薬の量を調整できる場合があります。自己判断で中止せず、経過を見ながらご相談ください。

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参考文献

  1. 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」 日本動脈硬化学会, 2022
  2. 日本消化器病学会・日本肝臓学会「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)」 南江堂, 2020